赤字決算の場合の法人税はどうなる?
法人の場合には、任意の事業年度での利益に応じて法人税を納税しなければなりません。法人が納税する税金は国税である法人税をはじめ、法人住民税、法人事業税、特別法人事業税、消費税・地方消費税と分類することが出来ます。通常は事業年度での利益に対して法人税がかかるため、赤字決算の場合には法人税を支払わなくてもいいのではないかと思われることも多いかと思います。しかし、赤字決算の場合でも法人税は支払わないといけないものがあります。
赤字決算の場合でも「法人住民税」は必ず支払わないといけないものです。特に、法人住民税は均等割という赤字決算でも必ず支払わなければならない税金があり、法人の規模や法人の所在地による法人住民税を納税する必要があります。そのため、個人事業主と違って法人は赤字だからといって税金がかからないということはありません。
赤字決算の場合でも法人税は支払わないといけないため、キャッシュフローを悪化させることがあります。
法人税を支払う必要があるということも含めて事前に納税の準備をしましょう。
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