特別縁故者とは|条件や相続税の計算方法など
相続において、特別縁故者の存在は非常に重要になってきます。
特別縁故者とは一体どのような関係の人であり、特別縁故者の相続における計算方法はどのようなものがあるのか、以下に解説していきます。
〇特別縁故者とは
特別縁故者とは亡くなった被相続人の法定相続人ではないが、特別親しい関係にあった方のことをいいます。
原則として相続は法定相続人が遺産を受け取る形になりますが、法定相続人以外にも法律上財産分与を認めています。
特別縁故者として認められる可能性があるケースは以下の通りです。
・被相続人と生計を同じくしていた人
・被相続人の療養看護を務めた人
・特に密接な関係にあった人
〇特別縁故者の注意点
特別縁故者での注意点としては「相続人がいる場合には遺産を受け取れない」ということです。
特別縁故者はあくまで「相続人が誰もいない場合」の相続人というイメージとなります。
〇特別縁故者の相続税
相続税の基礎控除枠は「3000万円+法定相続人の人数×600万円」のため、特別縁故者が相続をする場合には法定相続人がいません。
そのため、3000万円を超える資産を相続する際には、相続税がかかるため注意が必要です。
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