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eLTAX(エルタックス)とは? システムの概要やe-Tax(イータックス)との違いを解説

税金の申告や申請、納税などを電子的に行うシステムには「eLTAX」や「e-Tax」があります。

 

eLTAXが地方税の電子申告等、e-Taxが国税の電子申告等を行うものであると覚えておくと良いでしょう。詳細については以下で解説しております。

 

eLTAX(エルタックス)とは

eLTAXは地方税における手続をオンライン上で行うためのシステムで、「エルタックス」と読みます。

 

申告や申請の手続を紙で行うのがかつて一般的でしたが、今ではeLTAXによる申告等が可能となり、インターネット環境があれば自宅で簡単に手続が進められます。

 

なお、eLTAXは地方公共団体が共同運営するシステムですので、異なる自治体でも同じ窓口から申告等ができます。「〇〇県」「△△市」「××市」などの違いも関係なく、eLTAXで対応可能です。

 

eLTAXの基本的な特徴

eLTAXがオンラインシステムとしてどのような特徴を持つのか、以下に基本的な事項をまとめます。

 

eLTAXの特徴

利用は無料

eLTAXの利用に料金は不要。

※ただしサービスを利用するためのパソコンやインターネット環境などは個人で用意しなければならない。

どこでも利用できる

インターネット環境がありシステムにアクセスできれば、自宅からでも事務所からでも、どこからでもサービスを利用できる。

都道府県・市区町村による違いがない

受付窓口が一元化されており、複数の自治体での手続が必要な場合でもeLTAXからまとめて処理できる。

書類作成のサポート機能がある

eLTAXに対応した無料のソフトウェア「PCdesk」によって、自動入力・自動計算の機能などが提供される。

安全性が高い

非常に重大な情報を取り扱うシステムであるため、セキュリティ対策が万全で、安心して利用することができる。

 

年々できることが増えている

現状、eLTAXだけで地方税に関するあらゆることができるわけではありません。しかし年々進化を続けており、徐々にできる範囲を広げてきています。

 

2005年に6府県にて法人住民税・法人事業税、固定資産税の申告受付がスタート。その後対応エリアが全都道府県に広がり、給与支払報告書や法人設立届出書の提出等にも対応。法人市町村民税・固定資産税・都道府県民税の電子申告受付、地方たばこ税、入湯税、宿泊税などへの対応など、できることに限りがあるものの着実にオンラインで完結させられる環境が整備されつつあります。

 

eLTAXの利用方法

eLTAXを利用するためには、まず、パソコンとインターネット環境、メールアドレスの準備が必要です。

 

その上で①電子証明書と②利用者ID、の取得をしないといけません。

 

eLTAXの利用前に取得するもの

①電子証明書

・電子証明書とは、書面手続でいう印鑑登録証明書のようなもの。電子的な身分証明書。

・電子証明書による電子署名で、なりすましやデータの改ざんを防ぐ。

eLTAXで申告データなどを送信するときは、電子証明書を使って電子署名を行う。

※税理士に依頼している方は電子証明書が不要。

②利用者ID

eLTAXを利用するためのアカウントを区別するID

・ログイン時などに使うため、PCdeskを使って「利用届出」を行い、取得しておく。

 

利用者IDと電子証明書の準備ができれば、PCdeskなどのeLTAX対応ソフトから、eLTAXポータルセンタにログインしてみましょう。

 

eLTAXにログインができれば、システム上で電子申告や各種申請・届出の手続ができるようになります。

 

e-Taxとの違い

冒頭でも説明したように、e-Tax(イータックス)との違いは、取り扱う税の種類にあります。

 

次のように、eLTAXが地方税を取り扱っているのに対し、e-Taxは国税を取り扱っています。

 

e-Taxの対応税目

eLTAXの対応税目

・所得税

・法人税

・消費税

・相続税 など

・個人住民税

・法人市県民税

・固定資産税

・法人事業税 など

 

確定申告をする場面などでe-Taxは利用されます。個人事業主・フリーランスの方などが青色申告によって青色申告特別控除の適用を受けようとする場合、「10万円」「55万円」「65万円」の3段階で控除額が設けられているのですが、最大の65万円を控除するにはe-Taxによる電子申告が必要とされています。
そこで「書面での手続でもかまわない」と考える方でもe-Taxの利用に慣れておいた方がお得といえるでしょう。

 

一方のeLTAXには、このように直接的な優遇措置を一律で受けられる仕組みはありません。

 

なお、オンライン上のサービスではありますが、eLTAXe-Taxはいずれも利用可能時間に制限があります。

 

《 e-Taxの利用可能時間 》

 

  • 祝日や1229日~13日を除く火曜日から金曜日:24時間利用可能
  • 土日祝、月曜日:830分~24時まで利用可能
    ※確定申告時期は24時間利用可能

 

メンテナンス情報や利用可能時間カレンダーはこちら

 

《 eLTAXの利用可能時間 》

 

  • 通常期・繁忙期:8時30分~24時まで利用可能
  • 最繁忙期:24時間利用可能

 

土日祝や1229日~13日までの期間は基本的に利用できませんが、一部休日運用日として利用可能な日が定められています。こちらから確認ができます。

 

システムの扱い方、準備などに不安があるという方は無理にご自身で対応しようとせず、税理士に相談するようにしましょう。

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公認会計士・税理士のご紹介

経営のサポート役として、あなたの夢の実現を支援します。

クラウド会計の発達や経理の自動化など、技術革新が目まぐるしく、「生産性」を常に追い求める必要があります。

そこで大阪府八尾市の中務総研では、貴社/貴事業の業務効率化を支援します。

その中で『数字』をもって経営を表現し、税務も含めてコントロールできることをご提案いたします。

中務公認会計士の写真
公認会計士・税理士
中務 徳浩(なかつか のりひろ)
所属団体等

公認会計士協会

税理士会

八尾商工会議所

ごあいさつ

あなたは何のために仕事をしていますか。生活の糧を得る、というのも一つの答えでしょう。

でもそれだけですか。事業を開始する時には、「このようなことをしたい」「こうなりたい」という夢があったはずです。現状と夢で描いた理想とのギャップを把握し、よりよい将来につなげるために、なんでもご相談ください。

プロフィール

昭和54年生まれ・大阪府八尾市出身

平成14年 関西大学経済学部卒業
同年10月 公認会計士第2次試験合格、会計士補登録
平成14年 朝日監査法人(現、あずさ監査法人)入社
平成18年

公認会計士第3次試験に合格し、公認会計士登録

公認会計士として監査業務、コンサルティング業務の幅広い経験を積む

平成27年

日本電産株式会社経理部へ出向

管理会計・利益管理・事業計画策定等の業務を2年間経験

出向満了後、あずさ監査法人を退職し税理士登録

平成29年 中務総合研究所を独立開業

事務所概要

名称 中務総合マネジメントサポート
所属団体等 公認会計士協会、税理士会、八尾商工会議所
代表者 中務 徳浩(なかつか のりひろ)
所在地 〒581-0018 大阪府八尾市青山町2-3-3 サニーコート青山503号
電話番号/FAX番号 TEL:090-4648-0876 / FAX:072-940-6404
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