家族信託のメリットとデメリット
家族信託の代表的なメリットとデメリットを紹介いたします。
・メリット
家族信託の大きなメリットとしては、柔軟な活用が可能であることがあげられます。家族信託では契約を用いることによって当事者間で自由度の高い財産管理や遺産承継が可能になります。またその他のメリットとしては、商事信託などとは異なり原則として手数料などが発生しないということがあげられます。そのため、誰でも簡単に活用することが可能となっています。
・デメリット
家族信託ではこれといって大きなデメリットは存在していません。しかし、活用の上では注意点が存在しています。その一つに受託者の責任が大きいことがあげられます。受託者は財産を自身の財産と分けて責任をもって管理する義務や、自己の責任の下で処分などを行うことができます。そのため、原則として報酬もないなか大きな責任がかかることになり、負担は少なくありません。
また、もう一つの注意点として、正しい運用が可能な専門家がまだ多くはないことがあげられます。家族信託は本格的な運用が可能になってからまだ10年程度の制度のため、前例が少なく、専門家も信頼できる人物に依頼する必要があります。
中務総合マネジメントサポートでは大阪、奈良のほか近畿圏を中心に広く皆様の経営や家族信託といったものの支援をさせていただいております。「家族信託を利用することでどのようなメリットやデメリットが生じるのか説明を受けたい」といったご要望は、お気軽にご連絡ください。お電話でのお問い合わせも受け付けております。お一人でお悩みにならず、まずはお気軽にご相談ください。